ト−クライブ体験記
2003年4/30(水)に小百合ちゃんのデビュ−20周年企画
「ト−クライブVOL1」が新宿プラスワンで開催されました
 こんなにすばらしいライブに参加しておきながら御報告
しないわけにはいかない…

ということでこのコ-ナ-ではレポ−トを何回かに分けて掲載
していくことにしました。それではSTARTですっ!


<第一回 第一話 【開演前】>
 4/30の午後3時半。平日の昼間であるにもかかわらず、
私は新宿のプラスワン前に立っていた。本来は仕事と
思いっきり重なっていたのだがそんなことでくじける
私ではない。
 無理やり調整をしつつこの日に至った。職場では私の
代わりにビデオの私が頑張っているはずである。
 この日はライブの第一回目。ということはこの日の結果が
よければ二回目につながっていくのであろう。
 形は違うが私もイベントは何度か主催したことがあるので
今回の重要さはとても強く認識していた。そんなこともあって
「是非とも参加して応援せねば」という思いで早い時間に
来たのである。
 今回はビルの1Fで4:00前にNさんと待ち合わせ。まだ誰も
いない。しかし時折男性が数人、プラスワンの看板を立ち
止まってはのぞき、周りを見渡しては立ち去っていく。
私は長年の経験から彼らがこのイベントのために来たので
あろうことはわかっていた。
 「こんな早い時間からとはいい出足だ」と私はまるで
主催者であるかのように考えていた。と、その時突然
声をかけられた。目を向けるとKさんが立っているでは
ないか。やはり知っている顔を見ると嬉しいものである。
喜んで話していると待ち合わせをしていたNさんやCさん等が
ゾクゾクと集まってきた。
 我々はワクワクしながら1Fで列を作って待っていた。
するとナント階段の下から何人か上がってくるではないか。
「しまった!」集合場所はこの1FではなくB2の店の前だった
のだ!急いで階段を降りて番号札をGET。6という数字が
マジックで書かれてあった。
 入場まで2時間以上ある。我々は食事などをして時間を
消化。6時半前に再びB2前の階段に並んだ。気のせいか
みんなあまりしゃべらない。本番前の独特の雰囲気という
ものであろうか。こころなしか軽い緊張感が漂っていた。
ただ一人の例外はN田さん。いつものように場所と話題を
考えず「週刊○代」の話をとてもデカイ声で話している。
 私はなるべく彼の話を聞かないように努めていた。やがて
扉が開き番号順に入場。いよいよ突入である。私の前の
4、5番が来ていなかったので私は4番目に会場入りした。
 入ってお金を払うと目の前にCDとグッズが販売していた。
私は何のためらいもなくCDとオ−トグラフを購入。整理券を
GETした。CDを買ったのはもちろんこの整理券を手に入れる
為である。この整理券を持っていれば直接CDにサインを
してくれる。つまりはその時間は憧れの方と2人でお話が
できるのだ。こんなに嬉しいことが他にあるだろうか。GET
した整理券の番号は一番であった。
 席を押さえ、開演をまっているとモニタ−にあっと驚く
放送局のCMが流れていた。映りがイイ…私のPCより
かなりきれいである。そして未公開の「幸せ日記」を発見!
これはまだオンエアされていないだけにプレミアものである。
 そうこうしているうちに開演時間。ドリ−ム・ドリ−ム・ドリ−ム
のイントロが流れてきた。
 いよいよ彼女が現れる!期待と緊張のあまり私は身震
いしていた  …次回に続く


<第一回 第二話 【オ−プニング】>
 
ドリ−ム×3のイントロに合わせて小百合さんが入場!
春らしい明るいワンピ−スがセミロングの髪型ととってもよく
似合っていた。そして透き通るような声で「岩井小百合です」
という挨拶…思わずうっとりしてしまった。
 そしてゲストとして「たかみゆきひさ」さんの紹介。アイドル
に関しては昔からいろいろな方をプロデュ−スしていたり
している上に最近は小百合さんのSブランドも手がけている
というとっても頼りになる助っ人である。
 まずはお決まりの乾杯の挨拶!小百合さんといえば
「ビ−ル」、「ビ−ルといえばナマ」、「ナマといえばナマで
いきましょう!」ということで協賛のあっとおどろく放送局の
宣伝をしたところでみんなで「乾杯!」とってもいい出だし
である。
 今回は普通にト−クするだけではなくコ−ナ−制という
構成になっていた。「これはいい!」…とワタシは心の中で
つぶやいた。コ−ナ−制になっていればダラダラすることも
なく、パラエティに富んだ内容になるに違いない。ますます
このあとの楽しみが膨らんだ。
 最初のコ−ナ−は「小百合ヒストリ−」。デビュ−当時を
振り返ってみようというコ−ナ−である。20周年ならではの
ナイスなコ−ナ−設定だ。
 ところがここでハプニングが発生!イントロがかかった
ところで小百合さんが「この曲何か知ってる?」と問いかけた
のだ。すると即座に「パラレルガ−ル!」という声が返って
きた。私も趣味の関係でイントロには強いので曲が当たった
ことには驚かなかった。しかし声をだした人間が…
先ほどのN田さんだった。このN田さんは
毎回派手な衣装を着てくるので有名な方
である。派手と言っても普通の派手さでは
ない。普通の人が絶対に着ないような服
なのだ。
 この日の服はジャケットの背中のところに観音様が
描かれていた…。しかもレインボ−で!まったく常人には
理解しがたいセンスのよさである。私はこの服を2年前の集い
でも見かけたことがあった。どうやら彼のお気に入りらしい。
 小百合さんは優しいので「スゴ−イ」と褒めていた。さすが
優しさはピカ一の小百合さんである。気をよくしたN田さんは
とめどもなく話し出した。…そして終わらない…。とても
止めようがない話し方である。そんな時、「きりがないので
ほっといて次いきましょう!」と小百合さんはスルリとかわした。
「うまい!」言い方にまったく嫌味がないのだ。その場にいた
誰もが同じことを思っていたせいか大きな拍手がわいた。
 さて話が横道にそれたが、このコ−ナ−はまずこの年
流行ったものの紹介であった。おしんやディズニ−ランド、
そしてファミコンができたのもこの年であった。小百合さんは
ファミコンではマリオやドンキ−コングにはまったとのこと…。
みんな懐かしさのあまり「おおっ」というどよめきであった。
 オ−プニングの一番の話題は何と言っても
「デビュ−曲秘話」であろう。実はデビュ−曲と
しての候補は「ドリ−ム」の他に「ドキドキハ-トの
バ-スデ-パ-ティ-」と「イチゴの片想い」の3曲が
デビュ-前にすでに出来上がっていたとのことだった。
 「どおりで…」とその時私は思った。なぜならデビュ−からわずか
3ヶ月の間に3枚発売されているのだ。当時は「なんでこんなに
いい曲が次々でるのだろう」と不思議に思っていたのだが20年目にして
やっと謎が解けたのである。
 さてその3曲で「どの曲をデビュ−曲にするか」協議したところ
一番多かった意見がナント「ドキドキハ-ト〜」であったというから驚き!
まったくの初耳である。これが「ドリ−ム」に変わったのは小百合さんの
強い意見だったとのこと。もしもデビュ-曲が違っていたら…結果は
誰もわからない。でも「ドリ−ム」で見事なロケット
スタ−トを切ったのだから小百合さんの先見の明は
たいしたものである。
 「いやぁ貴重な話だ…」と感動しながら聞いて
いると「切り抜き」が出てきた。あの切り抜きは…
私にはその切り抜きには見覚えがあった。(次回に続く…)


<第一回 第三話 【デビュ−当時】>
 今回の会場は多目的に使える会場でいろいろな装置が
施してあった。その一つがカメラスキャナ-とスクリ−ンの
設備である。ステ−ジ横にあるスキャナ台の上に写真を
載せると小型カメラがスキャンして会場の大型スクリ−ンに
映し出すことができるのだ。
 今回当時の記録として切り抜きが
紹介された。それが左の写真である
 この写真を見てたかみさんが「違和感
ありませんか?」の一言に一同大爆笑
となった。たしかに当時から何故銀蠅の
妹分に小百合さんがなったのか疑問に
思っている人は多かったはずである。
当時の同世代のファンは「どうして
こんなにカワイイのに妹分なの?」
ということからはじまって「小百合さんは
不良?」とか「実はスケバンだった?」
とか何の根拠もない噂が広まったもの
である。
 しかし今落ち着いてこの写真を見れば
どうみても不自然なコントラストだということは
一目瞭然!白タイツのカワイイ小百合さんと黒の皮ジャンにアフロの
ようなパ−マ集団はあまりにも不つりあいである(^^;しかし当時は
これがまかり通ったのだからホントに不思議なものである。
続いて登場したのがこの写真。
もうみんな何の説明もしないうちから
大爆笑になった(^0~)
小百合さんいわくタクシ−に乗せられて
着いた所が箱根の芦ノ湖。そして
気がついたらこのような不自然
極まりない写真となっていた
そうである。付いたタイトルが
「銀蠅一家勢ぞろい」だそうで…
なんか時代を感じましたね(^^;
 それにしても箱根までタクシ-というから当時の小百合さんの忙しさが
想像できます。(^^;
 このコ−ナ−でのもう一つの話題は「ドリ−ム」の衣装代の話。
価格が150万ということはファンならばたいていは知っていること
であるがその理由は何度も作り変えたのがその理由であることが
今回明らかになった。なんでもリボンの位置が1センチでもずれて
いたら作り直しだったそうです(^^; 当時のアイドルの衣装代が5〜10万
だったことを考えると小百合さんがいかにシンデレラガ−ルだったかが
よくわかりますよね(^0^)
 その衣装は今どうなったかというなんと小百合さんのお父様が
捨てられてしまったそうで…その話を聞いてほとんどの観客が
「だったら私に売ってくれれば」と思っていたのは言うまでもない
ことである(^^;
 そして次は早くも前半最後のコ−ナ−となった(次回に続く…)
 


<第一回 第四話 【マイソングベスト5】>
 気になる、気になる…それが前半最後の
コ−ナ−のサユリのBEST5のコ−ナ−
だった。
 これは正直、盲点!今まで我々は自分の
好きな曲のことばかりPUSHして肝心の
小百合さん自身の好みを考えていなかった
からだ。
 昔、小百合さんが自慢のポニ−テ−ルを
切ったのは自分らしさを出すための行為だった。
 今ファンである我々も大人になったのだから、当然ここは
小百合さんの興味を知っておかねばならない…と心の中で
考えているうちに「恋のアメリカンパトロ−ル」のイントロで
発表開始となった。
 まず第5位は「恋 あなたしだい」。この曲で新人賞を
獲得したのだし、以前の田園調布のミニライブでもこの曲を
選択されていたのだから私も納得の入賞である。ちなみに
この曲はTAKUさんから「僕はいろんなア−ティストに曲を
書いてきたけど岩井小百合が一番イメ−ジ通りだった」という
話があって一同拍手で納得したのだった(^^;
 第4位は「ドキドキハ−トのバ-スディパ-ティ-」。この曲の
セ−ラ−服のおかげでおじさんファンが急増!ナント当時の
秘話として「お年玉に50万もらった」
と告白!「でも事務所の人が
返しちゃったの」と言ったらたかみさんが「本当は返してない
かもね
」とすかさずツッコミが!まるで漫才みたいでした(^0^)
  さて第3位はナント「ときめきの海」!この曲は知る人ぞ知る
名曲で去年のヒ−リングライブで聴いたときは感動して震えて
しまった曲である。小百合さんといえば「かわいい」という
イメ−ジで考えている人が多いけど聴いたことない人は
ぜひ聴いてほしい曲である。
 意外だったのは第2位の「初恋」!これはドキドキのB面
だったのだが大人になった今だからこそ大切にしたいという
彼女の想いが反映された結果だった。そして第一位は
「ドリ−ム×3」
に決定!さっきからの話でデビュ−曲が
この曲になったのは小百合さんの意向だったことが
わかっていたし、振り付けも小百合さん自身だったのだから
当然と言えば当然の結果であろう!
 とっ〜ても盛り上がったところで前半終了!休憩をはさみ、
みんな興奮冷めやらずといった感じで後半へ(^^;


<第一回 第五話 【プロフェッサー恋】>
 後半の目玉の一つはこのプロフェッサ−恋先生のコ−ナ−!
このHPにいらっしゃっているみなさんはすでにご存知だと思うが、
この恋先生はブロ−ドバンド番組、「あっ!とおどろく放送局」の
「なまでいきましょう!」土曜日担当の岩井小百合さんの
名物コ−ナ−の先生である。
 今回特別に参加されたのであるがここだけの話(別に隠す
ことはないかもしれないが…)私は恋先生がダイスキである。
なぜならふだん聴けない小百合さんの恋愛観が聞けるから(^^;
今日もピンクの衣装で「恋 あなたしだい」で登場!
イキなBGMである(^0^)
 さて今日は事前にネットで相談の
あった内容について恋先生が
お答えするという形式。今回私は
投稿していないが他の人がどんな
投稿しているか興味津々である(^^
 さて投稿の一つはDさんの相談。
彼は彼女とよく喧嘩をするのだが
Dさんの女友達から「見ている周りが
不愉快になるから別れなさい」と言われて困っているとのこと。
この相談に対して恋先生は「その女友達が曲者(くせもの)です
と発言!みんなからいっせいに笑いが起こった(^0^)
たしかに女性というものは時としてやきもちを妬いたり理由もなく
もめさせたりするものである。これは女性だけがわかる心理
ですよね!
 そして恋愛相手には「100%を求めてはいけない!」「最初から
相性ピッタリの相手なんかいないのだからお互い努力が必要!
という大変深〜いお言葉にみんな首振り人形のようにうなづいて
しまった(^^;恋愛の達人と言いながら自分のことになると慎重に
なってしまうという恋先生。彼女の言葉は単なる一般論ではなく
いろいろな経験があってのことだと思う。なんて誠実な女性
なんだろう…
思わずうっとりしてしまった(^0^)
 でも最後の男性からの相談で「嫌われたてしまった女性から
スト−カ−に思われない方法はないか?」という質問には
きっぱりと「ありません!」と一蹴!大爆笑のまま幕を閉じた。
ただまじめなだけでなくこんな「おちゃめ」なところも魅力の
一つ(^0^)
 次は人気のアイドル時代の衣装紹介です!さてさてどの衣装が
飛び出したのでしょうか?次回に続きます(*^0^*)


<第一回 第六話 【アイドル時代の衣装 大公開!】>
 小百合さんの衣装といえばデビュ−当時のウェディングドレスが
あまりにも有名である。しかし実際は他にもお宝物の衣装が実に
たくさんあった。今回はその中の一着を御紹介するコ−ナ−である!
 「何がでてくるのだろう…」
期待しながら出てきた衣装は
アノ「水色のセ−ラ−服」
であった!
 そうこの曲は小百合ちゃんの
セカンドシングル「ドキドキハ−トの
バ−スデ−パ−ティ−」の
衣装であった!
 この衣装はホントに当時の
小百合ちゃんにはピッタリ
の服でこの服のおかげで
おじさん?ファンが急増した
のであった。セ−ラ−服で売れたアイドルとしては古くは「薬師丸
ひろ子」がいたがあれは映画の内容なので歌手の衣装ではない。
では他に誰がいたかというと「おニャン子クラブ」ではないだろうか?
もともとバラバラなメンバ−構成で何の特徴もなかった彼女達が
売れた理由の一つがセ−ラ−ズの衣装である。
 しかし彼女達の登場は我らが小百合さんの大ヒットの数年後
であるので小百合さんが本家本元であろう。
 今回の見せ場はこの衣装の内部公開!つまりセ−ラ−服が
どういう作りになっているかを見せてくれたことである。この服の
構造は上下のセパレ−ト。そして上の部分はワンタッチ構造に
なっていて早着替えが可能になっていた。
 上の部分をとってしまうとやはり物足りなく見え、上下セットの
必要性を痛感した。ただ欲をいえばこれと対になっていたあの
「帽子」がみたかった。写真のようにこの帽子はセ−ラ−服に
あわせて作られていてとってもかわいかった。彼女がこれを
斜めにかぶった姿はなんともいえない魅力にあふれていた。
 しかしそこまで要求するのはやはり「マニア」になってしまう(^^;
私はそこまでいってしまってはいないので「帽子は?」という
掛け声はぐっとこらえることにした。
 さあラストはいよいよ大盛り上がりのミニライブだ!
 


<第一回 第七話 【大盛り上がりのライブタイム!】>
  〜いよいよ第一回ト−クライブも大詰め!。ここでは
大盛り上がりのライブタイムのご紹介です〜
 「さあ最後のコ−ナ−です」
と小百合さんが言った瞬間
「おお、いよいよか…」という
雰囲気が場内に伝わってきた。
ト−クタイムのあまりの盛り上がり
の為にこの時すでに9時30分。
これだけ楽しんでさらに歌が
あるのだからたまらない。
誰一人として帰ろうとしなかったのは言うまでもないこと
である。
 曲は何だろう…誰もが抱いていた思いだったが意外にも
小百合さんが選んだ曲は「ドキドキハ−トのバ−スデ−
パ-ティ−」だった。(ここに来ている皆さんはご存知だと
思うが2番目に出したシングルでノリノリのナンバ−である。)
小百合さんいわく「今日公開した衣装にあわせました」
との言葉に一同納得をした。
 そして次に小百合さんが言ったのは「それじゃあこの曲の
サビの部分の【さゆりちゃ〜ん】の掛け声をみなさんに
かけてもらいましょう。じゃあ今から練習するよ!」との
言葉だった。普通の客や今の若い世代の客ならば
恥ずかしがって最初はほとんど声など出さないものである。
 ところがぎっちょん! 今日のお客の大半はまさに「筋金入り」
の小百合ファンだった。
 「じゃあ中央から右側の人だけ
声を出してね。せ〜の!」と
小百合ちゃんがいった瞬間に
割れんばかりの「さゆりちゃ〜ん」
の大声援が帰ってきた!しかも
世代も男女も関係なくである!
正直「これはすごい!」とココロの
中で思った。と同時に「こんなに
声援を贈れるのはみんな小百合ちゃんのこと相当好き
なんだろうな」ということを強く感じたのであった。こんな具合で
全員大声を出したのだからもう練習なんていらなかった(^^
 特徴のあるイントロの「♪S・A・Y・U・R・I さゆりちゃ〜ん」
のところからすでにみんなコ−ルをはじめてしまった。
(中には「OK!レッツゴ-」とマニアックな部分から気合いを入れて
声を出していた人もいた(^^;
 そして♪「シェイク・ハンド」ではお決まりの合いの手が全員
すかさず入っている。今日の客に「時間の壁」などというものは
存在していなかった。曲は昔の曲だったけどずっとさゆりちゃんを
応援し、見つめ続けてきた人たちばかりである。お互い年齢を
重ねたぶんだけより一層の絆が強まっているのかもしれない。
渾然一体とはまさにこのようなことをいうのであろう。
 こんな状態だから練習したサビの部分は「何百人来てるの?」
と思えるぐらい元気のいい「さゆりちゃん」コ−ルだった。この
声援を受けていたせいかさゆりちゃんの笑顔がとっても素敵!
かわいらしさと美しさがコラボレ−トされて惚れ惚れするほど
きれいだ。そしてさゆりちゃんの歌い方はとってもカッコイイ!
英語の発音もバッチリ決まっている!最後までもりあがったまま
「さゆり」3連呼で終わった。「すごいすごい!」みんなの満足している
様子が拍手の強さで伝わってきた。続いての曲は「初恋」。
哀愁系の曲でこちらは「しっとり」と聞き惚れているうちに終了!
すべての予定が終了した。
 しかし期せずして「アンコ−ル」の声が巻き起こり止む
気配がない。
「ト−クライブだからこれしか用意してこなかったんだけど…」
との小百合さん。このまま終わってしまうのか?
〜次号最終話。


<ト−クライブVOL1 最終話 【夢のデュエット!】>
 曲が用意してないのよね…。そう、カラオケ用の音源が
ないのだ。今日はあくまでト−クライブ、しかも小百合さんは
アンコ−ルなど予想していなかったのだ。しかし現場の
盛り上がりはいっこうに冷めない。みんなの期待が
小百合さんの一言を期待していた。
 そんなとき観客の一人が「曲にかぶせればいいじゃない
ですか」とぶっきらぼうに言い放った。「なんて大胆な…」
私は本心からそう思った。それは歌手は自分が用意してきた
曲以外普通は歌わないものだからである。ましてや20年前の曲
なのだからそれなりのトレ−ニングも必要であろう。
 その声を聞いて小百合さんは「あなた急に強く出ましたね!」
すかさず反撃が入った。それもそのはずその彼は先ほどの
恋先生のコ−ナ−の時間に大あくびをして恋先生に注意
されていた人物なのだ。それがずうずうしくも「かぶせりゃ
いいじゃん」とは言語道断である。そんな時、アシスタントの
たかみさんが助け舟をだした。「それじゃあ、20年前の
さゆりちゃんとデュエットというのはどうです?」。うまい、上
手すぎる提案である。
 確かにやることはかぶせることと変わらない。しかし
デュエットという発想であればみんなも納得する。
さゆりちゃんもその言葉に「そうかデュエットか!」と乗り気に
なった。「曲は?」の問いかけにみんな好き勝手な曲を言って
いたが一番「ドリ−ム」の答えが多かった。
 そこでドリ−ムの出番となった
のである。懐かしいけどとっても
素敵なイントロ…みんなの拍手が
始まり「♪今はドリ−ムドリ−ム
ドリ−ム」というところで懐かしの
振り付けが入った。「かわいい…」
昔もかわいかった。しかしいろいろな
人生を経験したことによって彼女は
確実に美しくなっていた。みんなの声援、拍手は相変わらず
スゴイ。というよりみんな昔からコンサ−ト来てたでしょ?
と言わんばかりに途中の哀愁シ−ンでは手拍子の相づちが
変わりその合間に「ヒュ−」とか「オイッ」とか独特の掛け声が
入っていた。
 本当に楽しく盛り上がったまま今回のト−クライブは
幕を閉じた。楽しかった、それにきれいだった…さゆりちゃんの
魅力にたっぷりと惹かれた一日だった。
 
 最後に今回の「シアワセは気づくものなんだよ!」は私にとって
何だったのかを考えてみた。そしてその中で確実にシアワセに
気づけた事がひとつあった。それはさゆりさんそのものである。
小百合ちゃんがいるかぎり、そして一緒の空気を吸っている限り、
私は最大級のシアワセを感じるのだ。
 そしてそのシアワセは…なんとVOL2につながっていくことが
決まったではないか!こんな嬉しいことはない。5/29の
ト−クライブにも私は絶対に行くつもりである。それは理由は
もちろん私自身がシアワセになれるから!みんなもシアワセに
なりに行こうね! そしてダイスキだよ、さゆりちゃん(^-^)